外構 つまり庭(エクステリア)をきれいしたい 1 [メンテナンス]
宿願だった風除室ドアのスライドが直り、サイディングも補修。フローリングにもワックスを塗ったくり終えた。
次なる獲物は庭だ。
外構、エクステリアともいう。
もちろん、自分の技量はわきまえてる。たいしたことなどできはしない。
庭木を植え替え? 枯ららす結末が見えるようなので、無理。
サボテンを枯らし、ハエトリソウをハエを取らないただの草へ変貌させ、鉢植えカーネーションは母の日を過ぎても咲かなかった私だ。
庭をどうにかできるとか。期待できる要素は、これまでの行いをひいき目にかき集めても、欠片すらも見当たらない。
できることといえば 「現状復帰」。
とっちらかった砕石を盛り直し、ズレた縁石を真っすぐに直す。そんな当たり前の、誰でもできるという伝説の庭いじり。そんな現状回復に挑戦したいと思う。
我が家の平面構造だが、やや台形状しており、家屋の周りを砂利が囲むカタチになってる。
”犬走り”というらしい。すっきり引き締まったデザインであるだけでなく、踏めばジャリッと音がするので、泥棒除けとしても機能をもつ。面積を広げれば忍者も寄らなくなるだろう。来たことはないが。
ちなみに、これを設計に組み込んだのは義父。どろぼうに入られた過去があったという。
犬走りには、雑草が生えにくい利点があるのだが、効果は年数によって、失われていく。なぜか。土が入り込むからだ。雨や風は膣埃を運んでくる。微々たる、ものだが、年数という時間は、静かな暴力。じわじわと染みこんで、砂利のスキマを土で埋めていく。
踏んだ音は小さくなり、草は根を張っていく。冬になれば、隙間に押し込まれた雪解け水が膨張。力士にも負けないパワーで、砂利を抑え込む縁石を、土俵から押し出ていく。
美しかった新築当時の面影は、もはや、みあたらない。
草は生え放題、週末にどれほど抜いても、次の休みには、復活を迎える。
砂利の見た目も悪くなった。統一された案青色の砕石は、酸化でまばらに黒ずんで、心ばかり保っていた敷石とのコントラストが映えなくなってきてる。
前置きが長くなった。
具体的になにをするかというと、土を篩(フルイ)にかけるのだ。
粒の大きな砂利と、細かい砂・シルトに分ける。砂利はその場に戻し、足りない量を補填。余った土のほうは、裏の家庭菜園にまくか、雨で隣家や道路に流れ出たしょぼくなった部分に充填。
そんな感じで考えてる。
フローリングにワックスを 2(床掛け) [住宅のこんなこと?]
■ フローリングにワックスを 2(床掛け)
なんにでも言えることだが、下準備は大事だ。
この法則は、ワックスがけにも適用される。
ワックスがけする前に、部屋の家具は、あらかじめ片付けておく。
一気にやってしまおう。
一部屋一部屋でも、悪なくはない。
やっては移動……というやり方をせざるを得ない住居もあるだろうが、ワックスが掛けてる時間より、乾かす時間のほうが長くなる。
また、乾いてない部屋に家具を持ち込めるはずもないから、最初に移動したほうが、楽で手間がないのだ。
必要なら、家具はビニールを覆って、壁などは養生テープを貼って、ワックスから保護しよう。
準備するもの
フローリング用ワックス
ワックスモップ(なんでもいい 塗布用の使い捨てワックスシートもある)
雑巾
ビニール袋など、家具を守るためのカバー(必要なら)
養生テープ(必要なら)
1 準備 家具を移動
2 下準備 掃除機・濡れ雑巾
3 ワックス
下塗り(乾燥させる)
上塗り
必要ならペットの滑り止めワックスも。なめても問題ないものがいい。
4 乾燥したら、家具をもどして完了。
■ ワックスをかけてみて一言。
・道具はなにがいい?
画像では「ワックスかんたんワイパー」を使っているが、なんでもかまわない。
容器にいれて塗るのが便利そうにみえたのだが、おすすめはしない。
ハンディタイプなので、床に跪いて掛けなきゃいけないし、ビニル製容器をペコペコ押して中身のワックスを出すのが面倒にだった。
小回りはきくが、屈みっぱなしで腰が疲れた。柄のあるモップのほうがいいと思う。また、ワックスは直接床にぶちまいたほうがやりやすかった。
・厚塗りがいい
使ったワックスのせいかもしれないが、ワックスはたっぷり塗ろう。少量を伸ばそうとすると、すぐに乾いて斑になりやすい。べったり、たっぷり、どばーっと撒いてゆるゆる伸ばして厚塗りにすること。「拭く」じゃなくて、広げるとか延ばすイメージで。
このワックスは1年タイプ。半年ごとにかけるなら、2度目は、厚ぬり一回でそれなりに仕上がる。
・ペットの毛
犬や猫など、毛の抜けるペットがいると、どれほど掃除をしても、あとからあとから毛が見つかる。ワックスで固まった毛は”ハエ取りリボンの虫”みたいになって、取りにくくなる。
そこで、ワックスがけの最中は、手元に濡れ雑巾などを用意するといい。見つけた毛や、モップにからめとった毛を取って、都度、ひっつけるのだ。
ウェットテッシュとか、湿ったものならなんでもいいが、袋や塵取りは無意味。いつのまにか飛んで無くなってる。
いらないお世話かもしれないが、汚れてもいい服に着替えたほうがいい
頑張ってください。
フローリングにワックスを 1(やりたくない) [メンテナンス]
■ フローリングにワックスを 1(やりたくない)
我家の床は、フローリングだ。
すべての部屋が、板の間なので、硬い感じが否めない。
掃除が楽だし、なんとなく衛生的。当時の流行だったことにも後押しされ、家族で反対する者は一人もいなかった。
「一室くらい、畳部屋があったもよかったないぁ」
なんて、10年後くらいに思い立ったが。遅い。
フローリングで面倒なのはワックス掛け。
かける頻度は3か月。ワックス会社と床材会社が言ってるから、間違いない。床板を保護するなら、そのくらいじゃいとイケナイらしい。
3か月といえば、各季節ごと。春夏秋冬だ。
けっこう間があるように思えるが、90日に一回と言い直してみよう。会社を自主退社したときもらえる雇用保険の最大日数だ。腰を落ち着け職探しする間もなく、次回がやってくる。
1~2年に一回という説があるが、それは、古くなったワックスを剥離する頻度。
どっちにしろ、そんなにしょっちゅうかけてる暇はない。
ワックスがけが、そんなに多いとは知らなかったのだ。
でもどうだろう?
そこまでマメにやってる人は少ないのではなかろうか、ね?
私が、はじめてワックスをかけたのは、10年ほど前。
家を建ててから、10年が経過したころになる。
嫁は「私がやっていた」と主張するが、勘違いだろう。モップもワックス剤も、自分が買うまで我が家にはなかったのだから。
コーティングが薄くなると艶がなくなり、板っぽさが強調されていく。だから、艶をみて通路や部屋をにだけでもワックスすればいい。そんな意見を知恵袋でみつけた。拍手したい。
生活している中で、床は傷んでいくものだが、ダイナミックには変化しないのだから変化の発見は困難だ。傷みや薄さに気づく人は、よほど注意力が高い。
イイワケは、これくらいに、しておこう。
ワックスはかけなきゃいけないものなのだから。
さてワックスがけだが……
……その前に、ワックスとかける目的は何かを確認しようか。
ワックスをかけるのは、床や家にいいことがあるからだ。
キズがつきにくい床は長もちするし、光沢があると部屋が明るくなる。なによりも、掃除が楽になるような気がする。
フローリング全部が、ワックスを受け入れるかというと、そもでもない。種類によっては、ワックスがけできない、しないほうがいいフローリングもある、そこは注意しよう。
無垢材は、天然の木をそのままスライスした床材だ。木そのものなので、垂らした水がそのまま浸み込む。ワックスも浸み込んでしまうので、塗るのが不可能だ。天然の木の風合いとか、変色やキズの経年ぶりを楽しめる人に許された、ぜいたくな床材なのだろう。
ノンワックスフローリングも、ワックスできない。フローリングの上にUVコート膜が加工された床材で、ノンワックスというくらいだから、塗っても上手く密着しない。
やめておこう。
塗装の前に知っておきたい 傷んだサイディング外壁を補修する方法 3 [住宅のこんなこと?]
■ サイディング補修の工程
最も安全なのは、取り外して新しいサイディングボードに交換すること。傷んでるボードのみを入れ替え、ついでに、目地を再コーキングする。
もちろん素人でできるものではないので、きちんとリフォーム会社に依頼することになる。
だが現状、我が家では、そこまでの劣化は確認されてない。
部分的傷みはせいぜい、1、2、3、10、……20くらい。
みあたるのは、その程度。プロに依頼する目安が、どの線にあるのか。よくわからないが、”その態度”と断じることは重要である。
剥離しているか塗装の浮いてる個所を捜し、パテで補修して塗装仕上げ。プロでなくても、これくらいならできるということを、家族に見せつけておこう。そのうち、いいことがあるかもしれない。
繰り返しになるが、窯業系サイディングは水に弱い。あまりにも劣化してるようなら、補修作業の前に、シーリングを添加するなど、水の侵入経路を遮断しておくことを、強くお勧めしたい。
・(おそらく失敗しにくい)サイディングDIY手順
1 浮いてる外壁をブラシなどで取り去る(死膜除去という)
2 紙やすりなどでキレイにする(素地研磨、調整という)
3 プライマー塗布
4 パテ処理する(壁に貼って成形)
5 プライマー塗布(吸い込み止め)
6 塗装する
・ 完了
やってみて思ったのだが、パテはヘラにくっ付くので、形成がやりにくい。指でやったほうが断然早かった。補修面積が広ければコテやヘラが早かろうが、一か所一か所が小さいから自分でやってるのだ。汚れや細菌が気にならないなら、指がいい。
参考にしたリフォーム会社のサイトには、5~6の間にもうひとつ工程があった。
仕上げパテを投入し > よりキレイに成形し > ”下塗剤”塗布
プライマーが乾燥したら、塗料を塗って、完了となる。
そこ塗布するものは”下塗剤”とあった。それが、プライマーなのかシーラーなのか、はたまた色の薄い塗料なのか、明記されてなかった。
仕上げパテを投入し > よりキレイに成形し > ”下塗剤”塗布
プライマーが乾燥したら、塗料を塗って、完了となる。
そこ塗布するものは”下塗剤”とあった。それが、プライマーなのかシーラーなのか、はたまた色の薄い塗料なのか、明記されてなかった。
…………最後に
サイディングにしろ、風除室にしろ、こういうことは時間がないとできない作業だ。
今回、それを可能としたのは、コロナにより暇(解雇・GW連休)になったから。おかげで、まとまった時間とれたのだ。
運が悪いと嘆くのはカンタンだが、良い部分が、ないことも……ない。
できれば良いほうに考え、せっかくできた時間を有効利用したい。
塗装の前に知っておきたい 傷んだサイディング外壁を補修する方法 2 [メンテナンス]
■ サイディング補修
実をいうと、前年の秋にも、補修はしている。
だが結果はトホホ。その70%ほどが、冬の帰還に欠け落ちてしまう。
せめて一冬もてば……と願ったのだが。
前回の手順
・金ブラシで粗削り
・紙やすりで平坦仕上げ、乾燥を待つ
・紙テープでシール
・パテを貼る 乾燥を待つ
・塗装
……以上
どこが悪かったのか。その反省を込め、今回は時間をかけて調べまくった。
そうして導き出した手順がこれだ。!
・(おそらく失敗しにくい)サイディングDIY手順
1 浮いてる外壁をブラシなどで取り去る(死膜除去という)
2 紙やすりなどでキレイにする(素地研磨、調整という)
3 プライマー塗布
4 パテ処理する(壁の型に合わせて成形)
5 プライマー塗布(吸い込み止め)
・ プロはここで、パテ投入仕上げする成形し、再度プライマー塗布
6 塗装する
・ 完了
調べたサイトで披露されていた工程は、12段階。プライマーやシーラーの塗布、中塗り、中間処理などが半分以上を占めていた。何かするたび、乾燥させ防水材を塗る。そういう繰り返しだ。
外壁塗装工事には、下地補修がつきもの。それぞれの行いは意味があるのだが、そこまでできないのが、アマチュアDIY。掲載される下地補修の一部が省略されていることもあり、理解不能。素人には想像しようもなかった事情があった。
防水剤の工程を省いている。省いてるが、「プライマー塗布」という過程が2回ある。
これでいいんじゃね?
じゅーぶんに、スゲーんじゃね?
これで、昨年の失敗を補って余りある。
防水効果の高まりは、塗膜剥離の可能性を低くする。
外壁の目的は住宅の防水。窯業系サイディングに水を吸わせてはいけない。
そのためのサイディング補修だ。
水に弱い建物を紫外線や風雨から、より強く防護することができるようになった
……はずだ。
ところで。
ここでの下処理に使っているのは、プライマーだが、シーラーというのもある。
どちらも防水を狙っている溶剤だが、前者は油性で後者は水性という違いがある。
プロは、双方を使い分けしているが、そこらへんの説明をみつけられない。
はっきり言って違いがよくわからん。効果が同じなら、買いそろえなくもいいのでは?
そんなことで、浸透性の高いプライマーのほうを使用している。
次回は補修の手順
塗装の前に知っておきたい 傷んだサイディング外壁を補修する方法 1 [メンテナンス]
■ サイディングの種類
外壁材として、モテモテなサイディング。
種類には金属、モルタル、ALC、タイルなどがあり、それぞれ、10%、6%、1%、1%未満というシェアになっている。
ほかに木材系や樹脂系などもあるが、トップ人気を誇るのが、窯業系サイディング。建て主が選べるカラーとデザインが豊富なことから、じつに70%ものシェアを持つ。
金属系もデザインを増やしているので、今後は、アルミやガルバリウム鋼板などに主流が移るのかもしれない。
■ 窯業系サイディング
今回は、いま一番多い「窯業系サイディング」のDIYを説明したい。
なぜ窯業系を選んだか?
我が家の外壁が窯業系だから。
ほかの外壁を直せと言われても、できないのだ。ははは。
勝手にやってもいいが、それは「補修テロ」
手が後ろに回るのは、望むところではない。
始めに断っておくと、プロの仕事ではない。
自分で安く仕上げるため、いろいろ調べて、DIYした結果を載せている。
もし、参考にするのなら、そのあたりを了解の上で、実施していただきたい。
別の記事にもかいたが、我が家は築20年になる。
外壁は、一度、壁塗り補修をしているが、それから早10年以上が経過。壁のあちこちに、「欠け」が目立ち始めた。
ほんとうなら、目地の打ち直しや、再々塗装をする時期。リフォームを依頼したい気持ちはやまやまだが、コロナ事情のせいで失業してる身となった。
よけいな金はかけたくない、かといって、壁の傷みは待ってくれない。
そんなわけで、DIYとなった。
木造住宅の寿命は30年しかない? [住宅のこんなこと?]
昔、家の寿命は100年と言われていた。だがあれは、太い柱をふんだんに使い、シンプルな住宅構造だから可能だった話。
建材の大部分が、合成素材で造られてる今の住宅が、そこまで現状だとは思えない。主流の木造住宅の寿命は、30年と言われている。フラット35の最中に家の命が尽きることになる。
欧米はどうか。
アメリカで約100年、フランスは約90年だそうだ。
主流建材がレンガ等ということで、住宅の平均寿命が長いのだ。
木造住宅がいかに短いかがよく分かる。
がっかりだ。「金持ち父さん 貧乏父さん」では中古住宅の転売を進めていた。あちらでは日本と住宅課税が異なるらしい。所有してから7年が経つまでは、課税されないそうだ。価格が高くなると見込まれる住宅を購入し、7年以内に転売。そんなライフプランを紹介していた。
上の数字だが、じつは壊された住宅すべての平均年数である。築年数には、寿命以外の理由で取り壊された住宅も含まれているので、実際よりも長くなっているのだ。
まだまだ住める住宅も、人の都合で撤去される。更地にして売却するためかもしれないし、新築に建て替えたりするわけだ。住めないくらい朽ち果てた住宅より、取り壊した住宅のほうが多いと思っておけば間違いない。
30年しか住むことができない?
現状で木造住宅の性能は30年以上もちます!
偉い人には、それがわからんのですよ!
実際の寿命はもっとながい。ウチの以前の家は32年で建て替えたが。左右の家は、どちらも50年を超えて健在だ。左はやや老朽が目立つが、右隣はサイディン工事をしたおかげで、ほぼ新築にみえる。あと20年は住めるだろう。
木造住宅の寿命は、そういうことから、30年~80年といわれている。どこまで持つかは日々のメンテナンス次第。手をかければかけるほど、長く住める。
我が家といえば、そろそろ齢が20年になる。
8年目くらいに、外壁のサイディングを再塗装してる。リフォーム会社のホームページによれば、外壁の塗装のサイクルは8年。再塗装を2~3回が限界で、次は外壁そのものを張り替えよと、力説する。右となりみたいに。
外壁塗装の費用相場は60~90万円。それくらいはかかっていた気がした。塗料そのものも高いのだが、純粋な施工費のほかに、足場などの準備費や洗浄などの下処理もある。
前回からすでに10年が過ぎてる。2回目の塗装時期を過ぎている。
壁の傷みも把握してる。
……のだが。
吊り戸車(NON工業製)の交換方法について [メンテナンス]
■ 吊り戸車(NON工業製)の交換方法について
戸車の交換ですが、それ自体は難しくありません。部品と道具さえあれば、大人の男性なら、カンタンに交換メンテができるでしょう。
問題は、重さです。
わが自宅のタイプだけなのか、風除室の扉は頑丈にできてます。
アルミ製とは思えないほど、やたら大きく重いとびらなんです。
おそらくですが、20キロ以上で30キロくらい取り外しには、パワーを要します。
そこだけは注意ですね。
部品の問い合わせは、NON工業へ直接、お願いします。北海道から東北の企業ですので、ググればすぐ見つかります (アフィリサイトです。塩は送らない!!)
■ NON工業製風除室 渋い吊り扉の修繕方法手順
・準備するもの
交換パーツ:吊り戸車(NON工業)2つ
工具 +ドライバー(細)
13ミリスパナ2丁 または、
13ミリスパナ丁 と 13ミリレンチ1丁
(友廻り対策に 2本必要)
ウエス
ネジ入れ(袋・皿なんでもよし)
脚立 背丈によるが1メートルくらいが便利
スプレー KURE5-56的なヤツ
コンベックス(測る。あるといいかも)
水平器(気分)
・作業
1 ガイドのアルミ板を外す
小さな皿ネジ4本をなくさないよう、ネジ入れに収納
2 ドアを外す
位置が決まってる。上部ガイドの切れ目に合わせて持ちあげる。
ズレを防ぐ滑車が床にある。始めに上を外し、扉をさらに持ち上げて下を外す
3 ホコリをきれいに拭き取る
4 吊り戸車を外す(2カ所)
ネジ2本で扉の高さを調整しているので、扉から何センチ飛び出しているか把握しておくこと。事前に、写真を撮っておくといい。
5 交換準備
・ワッシャー 購入した部品にはワッシャーがなかった。古い部品から付け替える。
・下部の板を外す 部品には扉側に密着する鉄板がついてる。4で外した時、扉側に残したなら、新しい部品から外して置かないと、板が2重で邪魔になる。
・クレ556 ネジ面に噴霧。間違っても車本体にはやらない。
6 取付け
2つのナットで高さを合わせながら部品を取り付ける。微妙な調整はいらないが、位置が高すぎると、床の車にかからないし、低いと床に擦って動かない。4で撮った写真が役立つ。不安ならば、ナットは緩めの”仮止め”にしておく。
7 扉を戻す
高さが合わない時は、6の取付けをやり直す。扉が軽くスライドすれば、成功。
8 アルミ板を戻す
ばんざーい!!
風除室の吊り扉がきつくなったんだが [メンテナンス]
■ 風除室の吊り扉がきつくなったんだが
住宅の玄関の外に、風よけ空間を設けることがある。風除室と呼んでるけど、玄関フードともいうらしい。ドアから入る木枯らしは、温まった暖気を運び去ってしまう。それを避ける工夫だ。
積雪期の雪囲いから発展し、建材メーカーにより製品化・販売され通年で設置されるようになったという。ウィキペディア調べだ。大きな日本家屋が玄関スペースを大きくするのと似ている。中ではなく外に造るわけだ。
寒い地方の特有なのかと思ったが、東京でも自動ドアを二重にしているデパートがある。回転扉の考えも風除室に似てる。スーパーではカート置きとして、埃や虫よけとしても活躍する。
最近、家の風除室も、とびらの開け閉めがキツくなってきた。
扉は吊りタイプの引き戸。普通は扉の底でカラカラ回る(戸車という)車が、最上部に付いていて、上部のレールに引っかけ開閉する仕組みだ。
レールが下にあると足をひっかけてつまずく。年寄りなら怪我する危険が高いからと、義父さんが施工業者に依頼した。まだ吊り扉が珍しかったころの話だから、先見性があったのだと思う。
それから20年。
最新だった扉は老朽化し、開閉が渋い。我々も高齢に差しかかり、渋くなった扉の開け閉めがツラい。こんなとき、頼りになるのが、DIYの救世主クレ556。持っていたスプレーをシュッとした。軽くなるものと期待するも、かえって開けづらくなった。
ところで、釣りドアの開閉が渋くなるのは、どうしてだろう?
■ 吊り扉の開閉を、より渋くさせた失策とは
ネットって便利だね。こういう、困ったときにはとくにそう思う。締め切った風除室にはいって、スマホで調べる。3つの理由が判明した。
理由1 老朽化
言うまでもないことだけど、どんなものでもいつか壊れる。引き戸で一番傷むのは、戸車だ。YKKaqのウェブサイトには、戸車の寿命は5年とある。吊り車でもそれは同じ。5年を過ぎたら車の部分か、部品そのものを交換するよう、メーカーはすすめてる。
理由2 故障・破損
扉やレールや戸車が破損。壊れてしまえば動かない。
理由3 不要なメンテナンス
戸車への油差し
廻りが悪くなったら油を挿す。誰でも知ってるお手入れだ。ところが戸車に関しては、悪手となる。素人メンテナンスにありがちなミスらしい。ぼくもこれにハマった。
油は車のベアリングをべたつかせる、埃が付着して、回転を封じてしまう。いっぽう車外周はは意図したように油で滑る。この連鎖で、回りにくいクルマがレール上を行き来しはじめる。回らない車は、擦れてる部分だけが摩耗する。どんどん平べったくなって、いつかは破損してしまう。
本当はベアリング部だけを回したいのに、効果は真逆。キツくなったのはこうした理由だ。キツイどころか、開かなるなるのだ。
困ったときの、クレ556。昨年振りかけたことで、扉の渋さが増した。やらしてしまった。火に油を注いだわけだ。
■ 吊り戸車 が見つからない
失策は挽回しないといけない。「開かなくなったらどう責任をとるつもり?」優しく詰問してくる家族のためにも、直さなければ。なるだけ早急に。
じつは、この段階ではまだ、扉の状態を知らなかった。吊り扉の上は、アルミ板でふさがれており、ネジ回しで外さないと、外からじゃ見ることもできない。むやみにクレ556をぶちまけいたのは、そこを面倒がった事情があった。
脚立を用意し、アルミ板を外した。
「ほう、そういうことか」
調べた吊り扉の仕組みは、案外と単純だった。
部品があれば、ぼくでも直せると確信。
パーツを取り寄せようと、Amazonを当たる。が、みつからない。それならばと、楽天を捜すが、ダメ。工具やパーツの専門モノタロウや、意外な物も取り扱う価格ドットコムにもない。YKKもリクシルもダメ。ほかにも片っ端からググったが、全滅だった。
サイトにあるドアの写真や設計図と、うちのドアとの構造が、どうにも合致しない。
検索にヒットするのは、カーテンレールのような二本のレールの真ん中に、戸車をひっかける構造が多い。メーカーによって若干異なるが、多くはプラ製でどれもきゃしゃだ。
うちの扉は2メートル以上もある。アルミ製と思えないほど頑丈で重い。戸車を支える部分は鉄製だ。上部枠を兼ねたレールに、横から引っかける構造になってる。
ネットにないなら、リアルで見つけるまで!
写真を撮ったスマホをもって、車で5分の場所にあるホーマック(ホームセンター)へと駆け込んだ。リフォームコーナーを直撃。
「と、戸車って、ないすか?」
「陳列してるのが全部です」
「欲しいのがないんです。吊り扉の戸車の取り寄せってできます? この写真です」
「うーん。見たことないですね。メーカーはわかります?」
「……わかりません」
メーカーがわからない。共通のアルミ材質で囲われてる風除室に、LOGOやシールといった、生産者を明示する表記らしいのが見当たらない。
施工業者を知ろうにも相手がいない。頼みの義父さんは他界。戸車の写真をYahoo知恵袋に投稿した。「メーカーにはあるんじゃないでしょうか。問い合わせてみては?」
そのメーカーが分からないんだよ!
■ NON工業。風除室の製造・外壁リフォーム会社
偶然というのは恐ろしい、救いの神は、折り込みチラシという姿で舞いこんだ。
いつもならすぐ紙屑にする嫁が、取っておいてくれたのだ。
「北の便利屋?」
「家まわりで困ったことを直してくれる会社みたいよ。サイディングやサッシ工事ね。」
「メーカーと違う。部品があると思えない。直せるはずない」
「なんとかしてくれるかも。電話するだけしてみれば?」
無理だろうな、という気持ち100%で、チラシの電話番号をプッシュ。
8回の呼び出し音で、年配の女性がでた。
「吊りタイプの風除室の開閉がきついんです。直せますか」
「うちでは無理ですね。戸車が回らないんでしょ?」
この返事に驚いた。そうそうその通り!
「え?わかるんですか?」
「よくあるんですよ。古い吊りドアには。戸車の車部分が減ってね。部品を取り寄せては?メーカーはわかる?」
「それが分からないんです。風除室のどこにもない。20年くらい前のものだとしか」
「20年…………そのころなら、のんこうぎょうかもしれないよ」
キター!! 初めての特大ヒント!
「のん、こうぎょう? 聞いたことないですが」
「うん。北海道の吊り風除室の先駆けでね。その頃の吊り扉はほとんどのんこうぎょう。珍しいころだったから。うん。のんこうぎょうかもね」
「まだ、あるんですか?」
「それはわからないけど。ごめんね、力になれなくて」
「いえ、スゴイヒントをもらいました」
仕事の依頼じゃいいんだ。こっちこそ申しわけない。礼を言って電話を切ると、急いて震える指を抑えつけ、検索する。あるといいな、のんこうぎょう。どんな字を書くんだ。こうぎょうは工業だろうけど。
「あっこれだ、NON工業!」
東北から北海道にまたがる会社。けっこう大きな企業だ。札幌は、東区の伏古に支社がある。車で30分ってところだ。いそいで電話する。
「吊り戸車を探してるんですが、三角形で、8センチくらいの鉄製で」
「ありますよ。うちのオリジナルです」
「く、ください! 2個。すぐください。なんなら取りに行きます」
「はは。そちらまでお持ちしますよ」
脱力して受話器をおく。驚くほどあっさりみつかった。これまでの苦労はなんだったんだろう。オレは再度、便利屋さまに電話をかけ、最敬礼でお礼を告げた。あなたは神だ。
翌日。午前10時6分。その製品は届く。オレは急いで取り付ける。
なにせ初めての作業。マニュアルなどないし、ネットのどこにも付け替え例がない。
ネジを外して付けて、高さを合わせて、新しい戸車を付けていく。
1時間以上もかかった。
新品パーツを得た吊り扉は、楽な開け閉めができるようになった。
嫁は、これまでのように、力づくで開けた。
軽くなった扉は、無抵抗でスライドした。景気よく動いて、あっと思う間もなく縁に激突。スゴイ音をたてて止まった。
さいわい、壊れるにはいたらなかったが、扉は高い。背丈より1メートル近く高い。
ガラスが割れて、頭に落ちたりすれば、ただの怪我では済まない。
軽さに慣れるまでは、しばらく時間がかかるだろう。
直さないほうが良かったじゃなかろか?
このブログ [ようこそ]
■ このブログについて
いちおう、ここはアフリエイトブログです。
あわよくば、儲けることができるんじゃないかなーーと、濡れ手に粟的な収入を目的として、立ち上げました。
ですがそれはそれ。気になりだした自宅の傷みについて、自分でやった補修やメンテナンス。設備の交換や修理。それにかかった費用などを備忘録な感じで、気ままに書いていこうかと思ってます。
こうしたらいいじゃないかという、アドバイスもありますが、主にネットで調べた情報がメインとなりそうです。そっちのほうが正しいでしょうし。アフィリなので、業者やパーツの紹介もしていきます。
よしなに。
我が家が建って、20年。
新築のつもりで暮らしてきました。
ですが、住人の願いむなしく、家は少しずつ古くなっていきます。
日々の老朽化は避けられず、風化と時間による浸食が進んでいきます。
暖かな日は、日光で
日差しを遮る曇り日は、紫外線で
さわやかな雨が降れば、雨水で
雪の美しさに歓喜すれば、寒気で
そして、うたたねから目覚めさせる地震で
365日、24時間、休みなく。
それはそれは、すばらしい勤労意欲でもって、家を傷めていきます。
だが、それではいけないのだ。
是が被にも、住人のぼくらより、長生きしてもらわないと困る。
俺も手を貸すから。生き抜いてくれ。
ガンバレ我が家!
2020 05月(コロナ解雇日)