外構 つまり庭(エクステリア)をきれいしたい 1 [メンテナンス]
宿願だった風除室ドアのスライドが直り、サイディングも補修。フローリングにもワックスを塗ったくり終えた。
次なる獲物は庭だ。
外構、エクステリアともいう。
もちろん、自分の技量はわきまえてる。たいしたことなどできはしない。
庭木を植え替え? 枯ららす結末が見えるようなので、無理。
サボテンを枯らし、ハエトリソウをハエを取らないただの草へ変貌させ、鉢植えカーネーションは母の日を過ぎても咲かなかった私だ。
庭をどうにかできるとか。期待できる要素は、これまでの行いをひいき目にかき集めても、欠片すらも見当たらない。
できることといえば 「現状復帰」。
とっちらかった砕石を盛り直し、ズレた縁石を真っすぐに直す。そんな当たり前の、誰でもできるという伝説の庭いじり。そんな現状回復に挑戦したいと思う。
我が家の平面構造だが、やや台形状しており、家屋の周りを砂利が囲むカタチになってる。
”犬走り”というらしい。すっきり引き締まったデザインであるだけでなく、踏めばジャリッと音がするので、泥棒除けとしても機能をもつ。面積を広げれば忍者も寄らなくなるだろう。来たことはないが。
ちなみに、これを設計に組み込んだのは義父。どろぼうに入られた過去があったという。
犬走りには、雑草が生えにくい利点があるのだが、効果は年数によって、失われていく。なぜか。土が入り込むからだ。雨や風は膣埃を運んでくる。微々たる、ものだが、年数という時間は、静かな暴力。じわじわと染みこんで、砂利のスキマを土で埋めていく。
踏んだ音は小さくなり、草は根を張っていく。冬になれば、隙間に押し込まれた雪解け水が膨張。力士にも負けないパワーで、砂利を抑え込む縁石を、土俵から押し出ていく。
美しかった新築当時の面影は、もはや、みあたらない。
草は生え放題、週末にどれほど抜いても、次の休みには、復活を迎える。
砂利の見た目も悪くなった。統一された案青色の砕石は、酸化でまばらに黒ずんで、心ばかり保っていた敷石とのコントラストが映えなくなってきてる。
前置きが長くなった。
具体的になにをするかというと、土を篩(フルイ)にかけるのだ。
粒の大きな砂利と、細かい砂・シルトに分ける。砂利はその場に戻し、足りない量を補填。余った土のほうは、裏の家庭菜園にまくか、雨で隣家や道路に流れ出たしょぼくなった部分に充填。
そんな感じで考えてる。